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ケイアイの増資に関しての見解

8/23日に増資を発表したのを受けて株価は大きく売られる。ただ個人的には将来の増益に繋がる増資だと思っているので今回の増資はプラスとして捉えている。そこで今回の件に関しての考えをまとめておきたいと思う。

22年度の当期純利益(予想)は13000百万円。

現時点での発行済み株式総数は14,246,000株、予想epsは912,5円。

合計で161,000株増資後の予想epsは819,8円(発行済み株式総数15,856,000)で希薄化率は約10%。今回の増資によってepsは希薄化するがこの希薄化率以上の利益を出すことができるかがポイント。

まず、増資前のeps912,5円を稼ぐには発行済み株式総数15,856,000×912,5円=14468,6百万円=当期純利益が必要。増資前に対して1400百万強の利益の上乗せ。今期予想に対して進捗率111%。

プレスには今回の増資によって得た約9100百万の全額を22年10月末迄に分譲事業の土地仕入れ、建築の資金に充当すると有る。つまり今回の増資分で作った分だけ利益が載ってくるはずということになる。さて、どのくらい利益が載ってくるかが問題だが、1Q決算資料をベースに読み解くと、売り上げ原価率は約78%。つまり、土地、建物代は売値の78%を占めているので、9100百万が全て売れると粗利で2560百万の利益となる。売れるかどうかが問題だとも思われるが今の好調な市況からすると問題なく売れるのではないだろうか。増資分は十分回収できるといえる。

色々と細かいことを書いたけれど、今回の増資はあくまで売り上げ、利益を上げるための増資なので適切に資金を使われる限りは問題ないと考える。