レペゼン 

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ケイアイスター 1Q決算を受けて

本日ケイアイスターの22年3月期1Q決算発表。

売上高は前期比53.8%、営業利益419.6%で上方修正有りと売上、利益共に大幅伸長。

修正の内容は売上は据え置きで各利益及び配当予想の上方修正。

修正発表資料の中に気にる文言が有ったので記しておく。

記載内容は「当社グループの不動産販売における売上の計上は、主に引渡基準によって行われるため、引渡時期により売上高に偏りが生じることとなります。一般的に住宅の引渡しは、上期(第1四半期から第2四半期)に比較して下期(第3四半期から第4四半期)に引渡しが行われる割合が高く、それに比例して売上高は、上期に比較して下期に高くなる傾向があります。」

という内容。

ここから何が読み取れるか?

売り上げの比率としては上期よりも下期が高くなる。つまり、1Q,2Qの数字より3Q4Qの売り上げが高い。昨年までの四半期ごとの売り上げシェアを見てみると確かにそうなっている。昨年の1Qは18%一昨年は21.5%、その前は・・・このことから仮に控えめに見積もって今1Qも21.5%で試算すると、売り上げは年間20121百万。営業利益も20%試算として26370百万円と共に今後上方修正の可能性が高い。

またこの文言を入れ込んだ意図は何だろうか?ということ。わざわざ入れ込むのには何か意味があるのではないだろうか?推測するに、年間目標185000百万に対して今1Qの43261百万という数字は一見目標達成が大丈夫だろうかと思われる数字だが会社の特性として前述の特性を周知しておくことで投資家の不安を和らげる意図があったのではないだろうか。翻って、つまり、順調に推移していると読み取れる。

更にもう一つ、ここの売り上げ計上のタイミングは物件引き渡し基準とあるが、4月30日発表のプレスリリースの一文に「本年 4 月における当社の分譲住宅の受注額は前年同月比で約 2倍に伸長する見込み」と有る。4月における受注金額の状況なので今四半期の数字ではなく今後も期待できると考えていいのではないだろうか?

 

上記の事から、今回の決算は非常にいい内容というのは勿論、業績も今の所期待できると考えてよい。per7倍として株価6388、8倍で7300円。上方修正の余地も考えると、営業益は26370、純利益17140百万円、eps1203円。per7倍で8421円。買うか迷うところ。