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ヒトコミュニケーションズ今期見通し予測

2Q決算にて上方修正が出てこなかったヒトコミュに関しての業績を予測する。

ポイントは、2021年度計画を達成できるか?そこだけ。今回の2Q発表で上方修正がでなかったのでそこの懸念を払拭できればいい。

まず、2Q修正時のコメントで「なお、通期連結業績予想については、引き続き EC・TC 支援事業やホールセール事業が好調に推移するとともに、アウトソーシング事業についても堅調な業績が見込まれるものの、新型コロナウイルス感染症拡大による現状を踏まえ、下期における各事業セグメントにおける市場動向に不確定要素があることから、業績予想の修正は行わないことといたします。」とある。
つまりは今の所好調に推移しているがコロナによって業績はどうなるかわからないので修正は出さないと。

この点に関しては現実的な判断と理解できる。

また上記の事からコロナ禍の2020年度第三四半期(3~5月)の状況を分析すれば21年度影響を受けるかどうかも予測できるのでは?


20年度3Q決算説明資料を見ると、下記のように有る。
「デジタルマーケティングが着実に成長し、なかでもコロナ禍における巣ごもり消費の拡大を受けたEC受託・支援や、非対面営業のニーズ拡大によるインサイドセールスが事業を拡大するとともに、最大の強みである通信・モバイルを中心とした販売系営業支援が好調に推移し、「新しい生活様式」に対応する充実したポートフォリオにより、売上高、営業利益ともに前年同期実績を上回り好調を維持」

果たして実際にどうだったのか?

これを検証するには第二四半期までの各セグメント別の進捗と第三四半期の各セグメント別の進捗を比較し鈍化しているセグメントを調べればいい。

〇2Q迄

・デジタル営業支援・・・7.3% 

・販売系営業支援・・・16.5%

・ツーリズム・スポーツ・・・79.1%

・ホールセール・・・2.9%

・セールスビジネス支援・・・-59%

・その他、-17.4%

これに対し

〇3Q迄

・デジタル営業支援・・・16% 

・販売系営業支援・・・10.4%

・ツーリズム・スポーツ・・・29.1%

・ホールセール・・・0.2%

・セールスビジネス支援・・・-56.7%

・その他、-19.3%

販売系営業支援、ツーリズム・スポーツは鈍化。デジタル営業支援は倍以上の伸び。

販売系営業支援、ツーリズム・スポーツは緊急事態宣言の営業を受けると推測されるが逆に販売系営業支援が伸長している。

上記セグメントの売り上げシェアは本決算時点で

・販売系営業支援・・・46.3%

・ツーリズム・スポーツ・・・7.8%

・ホールセール・・・10.7%

と販売系営業支援のシェアが大きい。

緊急事態宣言の影響は確かに有るが、売り上げシェアの大きな販売系営業支援でしっかりとカバーできている。

では、今期の見通しはどうなるか?緊急事態宣言がでている今、状況は昨年と同じような感じ。昨季の2q終了時のセグメント別進捗率(通期に対して)を出して、今期2Q実績で割り返す。

〇2020年度通期に対する上期の進捗

・デジタル営業支援・・・46% 

・販売系営業支援・・・53.2%

・ツーリズム・スポーツ・・・79.8%

・ホールセール・・・48.1%

・セールスビジネス支援・・・41%

・その他、・・・29.7%

 

〇2021年度半期実績に対する通期見通し

・デジタル営業支援・・・42792上期×2で算出 ECは好調なので上振れ余地あり。

・販売系営業支援・・・19845

・ツーリズム・スポーツ・・・3140 ×2で算出(昨年上期の数字は参考にならないので)

・ホールセール・・・10752(今期好調、上振れ余地あり)

・セールスビジネス支援・・・1466 ×2で算出

・その他、・・・2152

上記計=80150

ECは下期も伸びると予測できるので仮に上期の1.2倍で伸びたとすると

47071これだと84429。仮に1,1倍だとしても82289。

緊急事態宣言がどこまで影響するかによるが、上記は固いと思われる。